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Tシャツの生地を買う(3)素材 [Tシャツの生地を買う]

Tシャツは肌に着る服なので、普通は綿100%ですが、用途に応じて他の素材も使われています。Tシャツ用の生地でよく見るのは、麻・レーヨン・リヨセル・ポリエステル・ポリウレタンです。


麻綿混紡と、麻100%があります。熱と湿気をよく逃がすので夏に快適です。水に濡れると綿以上に縮むので縫う前に水通ししてください。繊維が硬いので、布の角が肌に当たると気になることがあります。

レーヨン・リヨセル・テンセル・ポリノジック
木材や竹を溶かし、絹に似せて紡いだ繊維です。これを綿と混紡すると、とろみのあるしなやかな生地になります。摩擦に弱い繊維といわれています。基本的にドライクリーニング推奨の繊維なのですが、Tシャツ用の生地の場合は綿と混紡されているので、自分では洗濯機で普通に洗っています。たぶん劣化しているのでしょうが、はっきりわかりません。リヨセル・テンセル・ポリノジックはレーヨンより丈夫といわれています。これらも縮むので縫う前に水通ししてください。

ポリエステル
綿混紡と、ポリエステル100%があります。シワになりにくく、型崩れしにく、丈夫で、乾きが早いので、ユニフォームやスポーツ衣料には欠かせない繊維です。水で縮まないので、ポリエステル100%の生地は水通しの必要はありません。吸水性がないので季節によっては蒸し暑く感じることがあります。特殊機能のある生地の素材としてもよく使われています。
⇒化繊各社の代表的な「汗対策素材」

ポリウレタン
引っ張ると元の5~6倍伸びる繊維です。戻りがよいので衿や袖口の別布に混紡されているのをよく見ます。身頃の生地に使われている場合、戻りが良すぎて「ニット生地」のはずが「ストレッチ生地」のような硬く張りのある雰囲気になってしまうことがあります。時間で劣化します。寿命は2~3年といわれているので、新しいうちに着て下さい。湿熱と塩素に弱いので、Tシャツが黄ばんでも、煮洗いと塩素漂泊はしないでください。アイロンもかけない方が安全です。
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