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Tシャツの生地を買う(2)厚さと固さ [Tシャツの生地を買う]

ニット生地は用途によって厚さと固さが違います。

インナー(下着)用は薄く柔らかく肌になじむようになっています。アウター(上着)用は厚く張りがあり、体から離れます。Tシャツに使うのはその中間の厚さです。また、体の線を見せたい場合は薄く柔らかい生地を使い、体の線を見せたくない場合は厚く固い生地を使います。

編み方のところに「ローゲージ、度甘、ガーゼ」という文字がつかわれているものは、ゆるく編まれています。反対に、「ハイゲージ、度詰」とあるものは固く編まれています。ローゲージはゆったりした感じに見え、着心地は良いのですが、伸び縮みが大きく、縦横が歪みやすく、また切り口がほつれやすいので初心者の手縫いには向きません。反対に、ハイゲージは緻密な感じで上品、もしくは丈夫そうに見えます。伸び縮みが小さく、縦横が歪みにくく、切り口がほつれにくくなっているので、扱いやすい生地だといえるでしょう。しかし、あまり固くて伸びないと頭が入らなくなりますから、その点の注意は必要になると思います。

実店舗だと手で触れるので問題ありませんが、ネットショップだと厚みや固さがよくわからないことがあります。参考作品などの写真を掲載しているところを利用するとよいでしょう。また、一度買うと、小さく切ったサンプル布の束がついてくることがあるので、さらにわかりやすくなります。

あるときネットショップで「Tシャツ向き、通年使える」と書いてあったので、「厚くも薄くもない中くらいのTシャツ生地」だと思って買ったら、Tシャツには厚いがトレーナーには薄い、いったいどっちに使えばいいのかわからないものが送られてきました。どうやら「冬はTシャツ、夏は軽い上着として使える生地」という意味だったようです。
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