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伸びる縫い方と伸縮率・伸びる糸と伸びない糸・ニット用の手縫い糸 [ソーイングのヒント]

ニット生地は伸び縮みするので、縫い目が伸びないと糸が切れます。

伸びる縫い目は3種類あります

1.伸びない糸×伸びる縫い方
2.伸びる糸×伸びない縫い方
3.伸びる糸×伸びる縫い方

1.伸びる縫い方
・ロックミシン:3~4本の糸が複雑に絡み合っている
・家庭用のジグザグミシン:縫い目が左右に振れている
・半返し縫い:縫い目が前後に振れている

2.伸びる糸
・レジロン
・ウーリーロック
・エッフェル
・レオナ66、その他

3、伸びる糸×伸びる縫い方
・上記の糸と縫い方組み合わせ

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<ロックミシン>
伸びない糸を使ってもよく伸びる縫い目になります
針糸(記事を縫い合わせる糸)に伸びる糸を使うとさらによく伸びるようになります

<ジグザグミシン>
ジグザグ縫いにすると、伸びない糸を使ってもよく伸びる縫い目になります
伸びる糸を使うとさらによく伸びるようになります

<直線ミシン>
直線縫いでも、伸びる糸を使うと伸びる縫い目になります。

<手縫い>
半返し縫いにすると、伸びない糸を使ってもよく伸びる縫い目になります
伸びる糸を使うとさらによく伸びるようになります

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<伸びる糸・レジロン>
伸縮率30%。扱っている店が多いので手に入りやすく、色が豊富で、丈夫です。
材質が硬いので玉結びが解けやすいため、手縫いには向きません。
 レジロンミシン糸 フジックスの商品情報ページ
http://www.fjx.co.jp/product/detail.php?id=49

<参考価格>


<伸びる糸・ウーリーロック>
伸縮率35%。毛糸のような糸です。扱っている店が多いので手に入りやすく、色が豊富です。
家庭用ミシンに使うときはボビンに巻いて下糸にします。
手縫いするときは刺繍糸と同じ扱いをします。
しかし、糸に撚りがないので、絡まったり擦り切れたりします。できないとは言いませんが、向いていません。
 ウーリーロックミシン糸 フジックスの商品情報ページ
http://fjx.co.jp/product/detail.php?id=72

<参考価格>


<伸びる糸・エッフェル>
伸縮率60%。売っている店は少ないのですが、探せばあります。
材質が柔らかいので玉結びができるので、手縫いができます。
しかし、糸に毛羽がないので針が滑り、慣れないとうまく縫えません。
 エッフェルミシン糸 カナガワの商品情報ページ
http://www.kanagawa-net.co.jp/items/families/eiffel.php

<参考価格>
エッフェルミシン糸/#50普通地用/150m

エッフェルミシン糸/#50普通地用/150m
価格:266円(税込、送料別)



<伸びる糸・旭化成レオナ66手縫い糸>
私はまだ使ったことがないので何とも言えませんが
こちらのショップで売っているようです

<参考価格>
 
 
 


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<追記・2016/03/06>

【糸切れ試験・耐荷重量と伸縮率を調べる】

<4種類の糸>
・伸びない糸:シャッペスパン60番
・伸びる糸:レジロン50番
・伸びる糸:エッフェル50番
・伸びる糸:ウーリーロック

<実験する縫い目>
・ロックミシン(4本)
・直線縫い(縫い目2.5mm)
・小さいジグザグ縫い(振り幅2mm)
・大きいジグザグ縫い(振り幅4mm)
※ロックは普通ロック、直線とジグザクは自動糸調子

<実験方法>
Tシャツ用のニット生地を横地に切ったテープに10cmの縫い目を作り
おもりをぶら下げて糸切れさせたとき
糸が切れる直前の「重量」と「長さ」を記録する
・おもり重量:1個370g

<基準値>
シャッペスパン60番をロックミシンで縫ったときの糸切れ直前の数値
縫い目・針糸・ルーパー糸・重量・長さ

ロック・スパン60・スパン90・3個・18.5cm
これと同等の数値なら基準をクリアしたとみなす

<基準より優れた縫い目>
針糸に伸びる糸を使うとより伸びるようになる
また、小さなジグザクでもよく伸びる組み合わせがある
縫い目・針糸・ルーパー糸/下糸・重量・長さ

ロック・レジロン50・スパン90・5個・24.0cm

小さなジグザク・スパン60・エッフェル50・3個・22.0cm

ロック・エッフェル50・スパン90・3個・21.5cm
ただし、レジロンもエッフェルも毛羽がないため糸抜けの危険がある。

<同等の縫い目>
直線縫いの場合
縫い目・上糸・下糸・重量・長さ

直線・レジロン50・エッフェル50・5個・18.0cm

直線・エッフェル50・レジロン50・4個・17.0cm

小さなジグザク縫いの場合
縫い目・上糸・下糸・重量・長さ

小さなジグザク・スパン60・レジロン50・4個・17.0cm

小さなジグザク・レジロン50・エッフェル50・2個・17.0cm

小さなジグザク・レジロン50・ウーリーロック・2個・17.0cm

大きなジグザク縫いの場合
縫い目・上糸・下糸・重量・長さ

大きなジグザク・レジロン50・レジロン50・3個・18.5cm

大きなジグザク・スパン60・エッフェル50・2個・18.5cm

大きなジグザク・レジロン50・エッフェル50・2個・18.0cm

大きなジグザク・レジロン50・ウーリーロック・2個・18.0cm

大きなジグザク・スパン60・レジロン50・3個・17.0cm

大きなジグザク・レジロン50・スパン60・3個・17.0cm

<感想>

【上糸にしたときの性質】

<スパン60番>
 直線の縫い目は伸びない
 ジグザグの縫い目はあまり伸びない
 ジグザグでも縫い縮みがない
<レジロン50番>
 直線の縫い目はわずかに伸びる
 ジグザグの縫い目はそこそこ伸びる
 ジグザグでは縫い縮みがある
<エッフェル50番>
 直線の縫い目はよく伸びる
 ジグザグの縫い目はよく伸びる
 ジグザグでは天秤に負けて時々糸が切れる

【下糸にしたときの性質】

<スパン60番>
 直線の縫い目は伸びない
 ジグザグでもあまり伸びない
<レジロン50番>
 直線の縫い目はわずかに伸びる
 ジグザグの縫い目はよく伸びる
<エッフェル50番>
 直線の縫い目はよく伸びる
 ジグザグの縫い目はもっともよく伸びる
<ウーリロック>
 直線の縫い目は思ったほど伸びない
 ジグザグの縫い目は思ったほど伸びない

【糸抜け】

スパン60番は抜けない
直線縫いの時、レジロン50番、エッフェル50番、ウーリロックは稀に抜ける
小さなジグザクはピッチが狭いので滅多に抜けることはない

【ほどきやすさ】

上糸レジロン50番、下糸エッフェル50番のとき、引張強度に著しい差があるので、レジロンを強く引くとエッフェルが簡単に連続的にちぎれる

各糸の性質を誇張すると
・スパン=麻紐
・レジロン=ザイル
・エッフェル=輪ゴム
・ウーリロック=毛糸

<ウーリロックを下糸にした場合>

縫い目・上糸・下糸・重量・長さ

大きなジグザク・レジロン50・ウーリーロック・2個・18.0cm

小さなジグザク・レジロン50・ウーリーロック・2個・17.0cm

直線・エッフェル50・ウーリーロック・4個・16.5cm

小さなジグザク・スパン60・ウーリーロック・2個・16.0cm

大きなジグザク・スパン60・ウーリーロック・2個・16.0cm

直線・レジロン50・ウーリーロック・4個・16.0cm

直線・スパン60・ウーリーロック・4個・14.0cm



<比較>

直線・スパン60・スパン60・5個・14.0cm

<縫い方別、もっともよく伸びる組み合わせ>
ロックミシン:上糸レジロン50・ルーパー糸スパン90・5個・24.0cm
小さなジグザグ:上糸スパン60・下糸エッフェル50・3個・22.0cm
大きなジグザグ:上糸レジロン50・下糸レジロン50・3個・18.5cm
        上糸スパン60・下糸エッフェル50・2個・18.5cm
直線縫い:上糸レジロン50・下糸エッフェル50・5個・18.0cm

~~~~~~~~~~~~~~~~

今回の実験では「糸切れを起こす直前の長さ」に焦点をあてた
それ以前の「縫い目の伸びの柔らかさ」や「着心地」に関しては調べていない

2年前にも似たような実験をしている
以前の方が耐荷重量が数倍大きかった
長さも何割か長い
思うに
前回の実験では冬用の厚地の布を使ったので
生地の厚みで糸のゆるみが多く
厚手の生地それ自体の耐荷重量が大きかったのではないだろうか
今回は夏用の薄地の布を使ったので
糸のゆるみが少なく生地も弱く
それで軽く短く切れたのではないかと思われる
それを確かめるには追加実験が必要だが
他に急ぎがあるので、またの機会を待ちたいと思う

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<今回実験の全データ・長さ順>

縫い目 上糸 下糸/ルーパー糸 重量 長さ

ロック レジロン スパン90 5 24.0

ジグザク小 スパン60 エッフェル 3 22.0

ロック エッフェル スパン90 3 21.5

ロック スパン60 スパン90 3 18.5

ジグザク大 レジロン レジロン 3 18.5

ジグザク大 スパン60 エッフェル 2 18.5

直線2.5 レジロン エッフェル 5 18.0

ジグザク大 レジロン エッフェル 2 18.0

ジグザク大 レジロン ウーリーロック 2 18.0

直線2.5 エッフェル レジロン 4 17.0

ジグザク小 スパン60 レジロン 4 17.0

ジグザク小 レジロン エッフェル 2 17.0

ジグザク小 レジロン ウーリーロック 2 17.0

ジグザク大 スパン60 レジロン 3 17.0

ジグザク大 レジロン スパン60 3 17.0

直線2.5 エッフェル エッフェル 3 16.5

直線2.5 エッフェル ウーリーロック 4 16.5

ジグザク小 レジロン レジロン 2 16.5

ジグザク小 レジロン スパン60 2 16.5

直線2.5 レジロン ウーリーロック 4 16.0

ジグザク小 スパン60 ウーリーロック 2 16.0

ジグザク大 スパン60 ウーリーロック 2 16.0

ジグザク大 スパン60 スパン60 2 15.0

直線2.5 スパン60 レジロン 5 14.5

直線2.5 レジロン レジロン 3 14.5

ジグザク小 スパン60 スパン60 2 14.5

直線2.5 スパン60 スパン60 5 14.0

直線2.5 スパン60 エッフェル 3 14.0

直線2.5 スパン60 ウーリーロック 4 14.0

直線2.5 レジロン スパン60 3 13.0

直線2.5 エッフェル スパン60 3 13.0
※実験は1回のみ・再現性は確認していない・次回の実験は未定
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